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実際はどうなんですか?
私もすっごく悩みました!
我が家には2人こどもがいます。
息子(小学生)と娘(保育園)ですが、2人の育児で母乳育児とミルク育児の両方を経験しました。
まぁ、ほぼミルク寄りでしたが・・。
結論から言えば。
母乳だろうがミルクだろうが、違いは全くなかった!
スマホで調べまくっていた時間を、もっと子どもたちに使ってあげればよかったです。
2人を育てていて思うのは、「何を使って育てるか」ではなく「どう育てるか」が大事ということ。
ツールは何でもいいのです。
まずはママとパパがゆったりした気持ちでいられることが重要。
そのために使いやすいツールを選べばいいだけのことです。
今回の記事では、ママとパパが一番いい選択ができるように、母乳とミルクを徹底比較します!
授乳の実際
みんなはどっち派なの?
厚生労働省が行った「乳幼児栄養調査」という調査がありました。
最新は平成27年度版なので少し前ですが、こんな結果が公表されています。
◯生後1ヶ月乳児の栄養法
母乳栄養:51.3%
混合栄養(母乳+ミルク):45.2%
人工栄養(ミルクのみ):3.6%
◯生後3ヶ月乳児の栄養法
母乳栄養:54.7%(↗)
混合栄養(母乳+ミルク):35.1%(↘)
人工栄養(ミルクのみ):10.2%(↗)
約半数は母乳栄養、次いで母乳とミルク両方を使う混合栄養が続きます。ミルクのみの人工栄養は少数派という結果に。
これだけ見ると、やっぱり母乳で育てるのが当たり前・・と思いそうですが。
みんながそうしているから正しいわけではありません。
母乳をあげたくてもあげられないママも、あえてミルクを選ぶママもいる
単に母乳が出にくいという理由だけではありません。
ママに持病があって服薬を中断できない場合もあるでしょう。
ミルク育児のメリットを考慮して、あえてそちらを選ぶママもいるでしょう。
理由は様々です。
もちろん、アンチ母乳なわけでもありません。
赤ちゃんは「産んで終わり」なのではない
むしろ、産んだ後からが本番。そこから長い時間をかけて育てていくのです。
ママやパパにとっても長い道のりです。息切れしないように、ムリのないものを選んでもらいたいのです。
れもん家の育児はどうだった?
1人目(息子)
3300g超えで産まれてきた息子。れもん家の初の出産を乗り切って一安心。
が、さっそく壁にぶち当たる。
初めての子だったので、産まれれば当然母乳が出るもんだと思ってましたが、それが甘かった。
授乳の時間になって必死に頑張ってみるものの、授乳前後で息子の体重を比較しても1gも増えず。
毎回「増えてないね~」と言われ、手渡されたミルクを飲ませて終了。
退院後も1日10回以上の授乳をトライするものの、1ヶ月検診では体重増加不良を指摘されてしまい、また助産師さんの指導を受けることに。
もう完全に「ダメな母親」とレッテルを貼られた気分でした。
その後も頑なに母乳にこだわって続けるも、もうノイローゼに片足突っ込んでる状態。
見かねた夫が「ミルクにしよう」と言ってくれたおかげで解放されました。
そこからは割り切って、1歳で牛乳を飲み始めるまで人工栄養のみで育てました。
2人目(娘)
こちらも3000g超えで産まれてきた娘。
息子のときのツライ思い出もあり、仕事復帰もあったため最初からミルクを取り入れるつもりでいました。
息子のときは1gも増えなかった体重が、娘のときには5~8g近く増えて驚きました。
退院後もしばらく母乳のみで育てていましたが、仕事に復帰することも考慮し、あえてミルクを飲ませるようにしました。
いつしか体重増加のペースが鈍ってきたので、最終的にはまたミルクのみに。
もともと母乳が出にくい体質だったのかもしれませんし、ミルクを併用することで母乳をあげる回数が減り、余計に出にくくなっていたのかもしれません。
結果、2人ともほぼミルクのみ
1人目はやむを得ず、2人目は望んでミルクを使ったのが我が家です。
割合でいえば、ごく少数派の「人工栄養」派になります。
が、冒頭でも書いたように、何を使ってもこどもの成長そのものには何の影響もありませんでした。
むしろ、私の場合は母乳をやめた後の方が余裕ができて、子育てを楽しめたかな。
母乳をやめて良かったです。
母乳・ミルクのメリット・デメリット
さて、ここからは母乳とミルクの良い面・悪い面をそれぞれ見ていきます。
私の体験談も含めて、どっちを選ぶかの参考にしていただけると幸いです。
母乳のメリット
すぐあげられるので、赤ちゃんを待たせない
これは本当に大きかったですね。
母乳であれば準備もなく素早く済ませられるので、負担は少ない方法。
産後間もない頃は体調も万全ではなく、少しでも体力を温存したい時期なのでありがたかったです。
また、真夏や真冬は室温も気になるところ。
暑~い中や寒~い中でミルクを作るのは堪えますね・・。
母乳ならそういう心配はなし!これは嬉しいポイントです。
冬ならば、赤ちゃんと添い寝しながらお布団の中で授乳できるのでいいですね。
また、寝落ちすると非常に危険なのでご注意ください。
経済的な負担が少ない
ミルクだと、やはり諸々お金がかかります。
- 哺乳瓶(洗い替えも含めて2~3本)
- 粉ミルク
- 消毒用の薬剤、キットなど
- お湯を入れておくポット、水筒類
これらが母乳では一切いりません。これは大きい!
育児には何かとお金がかかるので、少しでも出費を抑えたいもの。
母乳は自前(笑)なので、経済的にも嬉しいですね。
母体の回復が早い
赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれる(吸啜)によって、出産で傷ついた子宮の回復が早まります。
また、出産後に残るむくみも早く解消されます。
私も息子のときは全然体重が減らなかったのに対し、娘のときはあっという間に出産前の体重に近づいていきました。
足もゾウさんみたいだったのが、最初の10日程度でほっそり元通りになったのには驚きました。
それだけ母乳っていうのは、ママの体をフル回転して作っているんですね。納得。
とにかく幸せ
ざっくりな見出し(笑)。
一生懸命吸い付いてくる姿もさることながら、おっぱいにペトっと添えられる小さい手がカワイイこと!
また吸啜により「オキシトシン(幸せホルモンなどともいう)」などのホルモン分泌が促進されるため、幸福感を得られやすいとも。
上に書いた子宮回復にもオキシトシンが関わっているようですね。
ママにとっての精神的な助けにもなりそうです。
母乳のデメリット
出が悪いと追い詰められる
私はまさにこれでした。
母乳が出ないと(そう思い込んでしまうと)、母親としてのスタートをしくじったように錯覚してしまいます。
「母乳神話」って聞いたことありますか?
いかに母乳が優れているか、母乳で育てることの素晴らしさを語った内容ですよね。
確かに母乳はメリットがたくさんあります。多くの人が母乳で育てたいと一度は思うでしょう。
ママの心を追い詰めてまであげるものではありません。
十分出るならあげる。そうでなければミルクを足す。ただそれだけの事です。
外であげるときに場所を選ぶ
自宅であればいつでも好きなときにあげられるけど、外出先ではどうでしょうか?
電車の中やレストラン、公園など。赤ちゃんの要求はどこで来るかわかりません。
ショッピングモールなど設備が整っている場所ならまだいいですが、そうでない場所に出かけたときは大変です。
授乳ケープなども販売されていますが、それでも人目がある場所での授乳は気が進まない人もいるのではないでしょうか。
その点、我が家はミルクなので、何の気兼ねもなくどこでもあげられました。
乳腺炎などのリスクがある
母乳が乳腺に残ったままになってうっ滞したり(乳房緊満・うっ滞性乳腺炎)、乳腺組織が感染症を起こしたり(感染性乳腺炎)するのが乳腺炎です。
そこからさらに状況が悪化して乳腺組織が化膿することもあります(乳腺腫瘍・化膿性乳腺炎)。
母乳が少なかった私は自然と枯れていった(寂しい・・)ので、こういったものとは無縁でした。
友人の話だと、逆に母乳が出すぎて赤ちゃんが飲みきれず、搾乳も限界があってうっ滞性乳腺炎になったそうです。
症状が出てしまうとママの体力や気力も奪われていきます。
ミルクのメリット
ここからは、ミルク育児について見ていきます。
ママ以外の人でもあげられる
出産後のママの体はボロボロ。
周りの人に手伝ってもらうことも多いですが、母乳育児をしていると授乳はママしかできない仕事になります。
しかも、1日の大半の時間を授乳に費やすことになり、ママが休むヒマがないのが現実。
その点、ミルクだと作り方さえ教えておけば誰でもできます。
私も体調が悪い時などはパパにミルクをお願いして寝かせてもらったことがたくさんありました。
「自分一人でなんとかしなきゃいけない」と思わずに済み、心の余裕ができたのは本当に大きかったです。
最近日本でもようやく液体ミルクの販売が始まっています。調乳やあたためも必要ないので、ママ以外の人でも簡単・安心してミルクをあげられるのはいいですよね!災害用の備蓄としても優秀。
どこの保育園でも入れる
仕事に復帰する予定のママも多いと思います。
そうなると保育園に預けて働くのが一般的です。
そこで意外に引っかかるのが、母乳を預かってくれる保育園がとても少ないという事実です。
衛生上の問題であったり、人員の問題であったり、理由は様々ですが、基本預け先の授乳はミルクになることがほとんどです。
別の友人に聞くと、母乳育児にかなりのこだわりがあり、母乳を預かってくれる保育園が周りにないため復職を諦めたそうです。
そこまでの執念がなくとも、ただでさえ最近は保育園に入ることすら難しい時代です。
母乳を預かってくれる園が近くにあったとしても、希望して入れることはまずないでしょう。
2人目で母乳が出たにも関わらず、ミルク育児を選んだ我が家にはこの理由が一番大きかったと思います。
既に息子は地元の認可保育園に入っており、兄弟が通っていれば加点がつく自治体でした。
その保育園も母乳の預かりはなかったので、慣らしておくために取り入れたのです。
結果、娘も同じ保育園に入り、何の抵抗もなくミルクを飲んで元気に通ってくれました。
薬の服用や食べ物・飲み物の制約がない
東京都世田谷区にある「国立成育医療研究センター」のHPに、こういった文章がありました。
多くのお薬は母乳中に移行しますがその移行する量は非常に少ないことがわかっており、赤ちゃんに影響する可能性は低いのです。
母乳はお母さんの血液から作られます。お母さんが飲んだお薬は母乳中に分泌されますが、多くのお薬では母乳中に含まれるのはとても少ない量になります。さらにお薬が含まれる母乳を飲んでも、赤ちゃんの血液に届くまでにお薬の量はどんどん少なくなってしまうので、赤ちゃん自身にお薬の影響がでる可能性はとても低いのです。
月齢が大きくなって離乳食がすすんだり、ミルクとの混合栄養などで赤ちゃんが母乳を飲む量が減ると、お薬の影響はより少なくなります。
体調が悪いときには、薬を選べば無理に我慢しなくていいんだ!
とはいえ、気になる人は気になるのも事実。
その点、ミルク育児をしていれば何も気にすることありません。母乳じゃないんだから。
気がラクになることもこの時期は大切。ストレス軽減にもつながるということですね。
断乳・卒乳に苦労しない
授乳を終わりにするタイミングは人それぞれ。
お子さんが自然に欲しがらなくなったママもいれば、仕事復帰のタイミングで断乳に取り組んだママもいるでしょう。
私のように自然に出なくなったのなら苦労はないですが、まだ母乳が作られている中でやめようとすると大変なようです。
それこそ、前の項目で書いた乳腺炎にもなりかねないし、お子さんとの攻防(笑)が大変だったという話も聞きます。
ミルクに切り替えていれば、その手の苦労はほぼなし。
我が家では、8ヶ月過ぎたくらいからストローマグでミルクを飲ませ始めて、1歳のお誕生日を過ぎた後は中身を牛乳に替えていました。
それでミルクをあっさり卒業。
最初の一口目は「ん?」という顔をしていましたが、特に抵抗もされずカンタンでしたね。
時期的に牛乳に切り替えるときなんだから大丈夫(笑)!
今でも2人とも牛乳は大好きです。
ミルクのデメリット
準備に時間がかかる、後片付けがある
お湯を沸かし、そのお湯を薄める湯冷ましを作り、粉を計量してミルクを作ってあげる。その後は洗って消毒して・・。
一連の流れは母乳の何倍もの手間と時間がかかります。
夜中は洗いたくないので、2~3本消毒済の瓶を用意しておいて、授乳後は軽くすすぐだけ。
朝イチで寝ぼけつつ洗って消毒。次の授乳に備えていました。
夜中の授乳に関しては、途中から計量不要のキューブタイプに変えて時間短縮しましたが、それでも劇的にラクになったわけでもなく。
大きくなって1回に飲む量が多くなると、キューブも多くなって溶けにくいんですよ。
なので、最後の方はまた粉に戻す羽目に。キューブはせいぜい120~140ccくらいが限界でしょうかね。
外出時の荷物が多い
とにかく多い!
- 哺乳瓶2本
- 熱湯を入れた水筒+湯冷ましを入れた水筒
- ミルク(キューブタイプを多めに)
外では水道を好きに使えるわけではないので、「少なめの熱湯でミルクを溶かす→湯冷ましで薄めて適温にする」作業をしていました。
瓶も洗えないので、授乳の回数分持っていくことになります。
我が家では自宅で使うのはガラス製、お出かけ用はプラスチック製で使い分けていました。
ですが、重さは軽くとも、必要なスペースはどっちも変わらず。
そこに着替えやらオムツやら入れるので、常にバッグはパンパン。整理して入れたはずなのに、肝心なときに何がどこに行ったか分かりゃしない。
お金がかかる
母乳のメリットの項目で「経済的な負担が少ない」と書きましたが、その真逆ですね。
一通り買い揃えるだけでなかなかの出費です。
道具類は一度買えばしばらく使えますが、問題は粉ミルクそのもの。
飲む量が少ないうちはいいですが、1回あたりの量が増え始めてくると飛ぶようになくなります。
卒乳するまで続くわけですから、その金額は相当なもの。オムツと共に出費のツートップです。
私もしっかり準備しておかなきゃ・・。
母乳はその点タダですから、差は歴然ですね。
授乳する時期は本当に短い
「初乳」を飲ませられたらラッキー
初乳
出産後3~5日間程度出る、黄白色をした濃い母乳のこと。ビタミンAを多く含み、免疫物質などがその後の母乳(成乳)より多く含まれている。
何となくとろみがついているように見え、本当に黄色かったのを覚えています。
もちろん持病の関係で飲ませてあげられないママもいると思います。
これがなければ絶対にいけないわけではありません。
飲ませられたらそれはラッキー。なくてもOKということです。
私も初乳だけは飲ませてあげられました。といっても、出産後の分娩台の上でちょっと口に含ませてあげたくらいです。
それでも、2人とも割と丈夫に育ちました。
初乳をしっかり飲ませないと病気がちになる・・というわけでもないですね。
せいぜい1年、長くても2~3年
授乳する時期は、子どもの人生の中でも本当に短い時期だけのことです。
その後に来る離乳食や幼児食、そして大人と同じ食事を食べる時期の方が圧倒的に長いのです。
とはいえ、かよわい我が子のことが一番心配で不安になるのが授乳期。
些細なことでもスマホで調べまくったり、他の子と比べたくなってしまいますよね。
自分の親やパパのご両親に何か言われるママもいるでしょうし、その言葉に人知れず傷ついているママもいるかもしれません。
でも、何より大事なのは赤ちゃんの親であるママとパパの意向なのです。
これは授乳期が過ぎた後にも言えることだと思っています。
まとめ
この記事を書いていて、改めて子どもたちの今までを思い出しました。
本当にたくさん悩みました。今も新しい悩みは尽きませんが、無事に大きくなってくれて感謝しかありません。
そして、できるならあの頃の自分にこの記事を見せてやりたい(笑)。
外野の声は気にしない。
自分たちが一番良いと思うやり方に出会うまで、何でも何度でも試してみたらいいのです。
そうして落ち着いた先に、豊かな子育てライフが待っている。
私はそう信じて、今日からまたゆるっとがんばります!
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