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今後は新習慣として根付くんでしょうか?
今回は、知られざるオレンジデーについて、またオレンジデーにちなんでオレンジのアレコレを書いてみます。
オレンジデーって何の日?
JA全農えひめ(全国農業協同組合連合会愛媛県本部)が制定した記念日で、
「愛し合う二人がオレンジやオレンジ色のものを贈り合って愛をさらに深める日」だそうです。
オレンジの花言葉には「純粋」「愛らしさ」「結婚式の祝宴」といった言葉があります。
西洋の結婚式でオレンジの白い花を花嫁の髪飾りに使ったことなどから、
恋人たちの絆を強めるものとされているようです。
日付は2月14日の『バレンタインデー』、3月14日の『ホワイトデー』に続く意味からだそうです。
バレンタインデーで愛を告白し、ホワイトデーでそのお返事をして、オレンジデーで愛を深めるということでしょうかね。
また、オレンジデーにはお互いに「オレンジ色のもの」をプレゼントすると言われています。
男性へはキャップなどカジュアルなファッション小物、定期入れなどデイリーに使うアイテム。
女性には花束やアクセサリーなんかもいいですね!
さて、今回はその「オレンジデー」にちなんで・・
- 意外と知らない「オレンジ」と「みかん」の違い
- オレンジの栄養
- 効率的に栄養を摂るにはどう食べる?
このあたりのことを書いてみようと思います!
「オレンジ」と「みかん」って、やっぱり違うの?
「オレンジ」と「みかん」って何が違うんですか?
スーパーでは同じ陳列棚に置かれている「オレンジ」と「みかん」。
イメージでいうと、「オレンジ」は世界の一般的な柑橘類で、
「みかん」は日本の一般的な柑橘類・・という感じでしょうか。
ミカン類
日本人の思い浮かべる「みかん」はここに入ります。
温州(うんしゅう)みかんやポンカンなどの品種ですね。
世界的にはマンダリン、タンジェリンとも言われています。
国内で圧倒的に生産量が多いのは温州みかんです。
国産のうんしゅうみかんの生産量は約78万トンで、国内消費量に占める輸入の割合は1割程度。
「温州」とは、柑橘類の生産で有名な中国・浙江省の地名です。
そこから日本に伝わり、国内での原産地は鹿児島県・長島と言われています。
種として伝わったのではなく、別の柑橘類が伝わって栽培しているうちに
偶発的にできたものとされています。
食べやすい温州みかんですが、主流になったのは明治時代以降。
江戸時代は紀州みかんが主流だったそうです。
なんでも、江戸時代のように家門の存続が何より重要視されていた時代には、
温州みかんは「種がない」ので縁起が悪いとされて避けられたとか。
スイートオレンジ類
世界的に「オレンジ」「柑橘類」といったらこちら。
バレンシアオレンジやブラッドオレンジ、ネーブルなどが含まれます。
世界中の柑橘類の流通の大部分を占めています。
2018(平成30)年の貿易統計によると、オレンジ(生果)の輸入量は約8万1600トンで、
主な輸入先はアメリカで52%、オーストラリア41%です。
その他の分類アレコレ
他にもたくさんの分類があります。
一言に「柑橘類」といってもさまざまですね。
サワーオレンジ類
「ダイダイ類」とも呼ばれ、
酸味が強い品種が多く生食には向かないものも多いです。
鏡餅の上に乗せるアレもダイダイ。
また、紅茶のフレーバーやアロマとしても人気なベルガモットもこちらに入ります。
タンゴール類
ミカン類とスイートオレンジ類を交配して作られた品種のことです。
甘みと酸味のバランスが取れていて食べやすい、
いいとこどりの柑橘類といえます。
国内でも生産が多く、
清見(きよみ)や不知火(しらぬひ)、せとかなどが有名。
有名なブランドみかんに多い品種なんですね!
雑柑類
日本国内で利用されてきた柑橘類の中で、
由来が定かではない雑種の柑橘類を総称して「雑柑類」いいます。
夏みかんや甘夏、いよかん、はっさく、日向夏など、
結構聞き覚えのある柑橘類が多いですね。
「ミカン類」と同じように、日本人にとって馴染みのある柑橘類でしょう。
香酸柑橘類
酸味が強く、フルーツとして食べるよりも
料理のアクセントとして使われることが多い柑橘類です。
柚子やすだち、かぼすなど、日本で生産されているものやレモンも含まれます。
オレンジの栄養アレコレ
ビタミンC、葉酸、カリウムが豊富
柑橘類で一番イメージしやすい栄養素といえば、
まずは「ビタミンC」ですね。実際豊富に含まれています。
抗酸化作用があり、積極的に摂りたい栄養素。
ストレスや喫煙で必要量が増大します。
その他、女性に嬉しい「葉酸」や、
余計な塩分を排出する役割などがある「カリウム」も豊富です。
「ネーブルオレンジ」が一番栄養豊富?
各種栄養素を、比較的手が入りやすい
「温州みかん」「バレンシアオレンジ」「ネーブルオレンジ」で比較すると。
同じ重量(可食部100gあたり)では「ネーブルオレンジ」が一番多く入っていました。
効率よく摂るならネーブルオレンジを選ぶといいでしょう。
しかし、「温州みかん」と他のオレンジでは果実の大きさが違います。
また、温州みかんは廃棄率(皮や種など、一般的に食べない部位が占める割合)が20%前後と低いのに対し、
オレンジ類は30~40%と高くなっています。
一概に「1個」では比較できませんのでご注意を。
目安は以下の通りです。
標準的な1個あたりの可食部
- 温州みかん:80~85g
- バレンシアオレンジ、ネーブルオレンジ:100~110g
ここから推測するに。
- みかん1個vsネーブルオレンジ1個→ネーブルオレンジを食べるほうが高栄養
- みかん1個vsネーブルオレンジ1/2個(半分)→みかんを食べるほうが高栄養
となります。
オレンジ1個分ってなかなかの量です。
それに、あまり多く食べすぎても糖質の摂りすぎになるので
肥満や中性脂肪の増加につながりやすくなります。
一番負担をかけない食べ方は「温州みかんを1個」というのが現実的ですね。
これに注目!「ビタミンP(ヘスペリジン)」
さてさて、柑橘類の栄養を書くにあたって無視できないのが「ビタミンP」と呼ばれる物質。
ビタミンと似たような働きを持って体の調整にあたる「ビタミン様物質」というものです。
「ポリフェノール」の一種なんですね。
ビタミンPは、毛細血管の強化や血流の改善などの機能があり、体全体のめぐりに好影響があります。
また、同じく粘膜や血管の強化やターンオーバーにビタミンCとも相性もいいとされています。
いろいろなビタミンPがありますが、
その中で柑橘類に含まれるものは「ヘスペリジン」と呼ばれています。
実はこの「ヘスペリジン」。白い筋や皮に多く含まれているんです!
普通なら捨てちゃう部分に多いんですね。
多く含まれている部分もさることながら、
ヘスペリジンは果実が熟す過程で少なくなっていくので、未成熟の果実の方が含有量が多いんです。
未成熟のすっぱーい果実の皮と筋なんて・・。
普段からヘスペリジンを摂るには、筋は取り除かずにそのまま食べる、
マーマレードやオレンジピールなどの皮を利用した食品を食べるなどしてみるといいでしょう。
ちなみに、漢方で「陳皮(ちんぴ)」というものがあります。
あれは柑橘類の皮を天日干ししたもの。
風邪の初期症状やせき止めなどの効果あります。
まとめ
今回初めて知った「オレンジデー」。
柑橘類は健康にも美容にもいいイメージですが、
幸せを象徴するものだったとは。
オレンジのものを探してみようっと!