フリーランスって実際どう?ママ管理栄養士の思うメリット・デメリット

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前職の大学病院を8月いっぱいで退職し、見切り発車でフリーランスになったママ管理栄養士、れもんです。

ハードな日常業務に加え、コロナで減収して金に汚い側面を見てしまったこと、なんやかんや雑用を背負ってしまう損なポジションにいた影響で、2年ほど前に適応障害を発症。

3か月の休職を経て復職したものの、1年で再発して2度目の休職。
1年ほどズルズル休んでましたが、どっちつかずの状態に嫌気がさして退職に至りました。

この状態で再就職なんて無理だと思って、正直やむなくフリーランスになったわけですが。
どうも何とかやっていけそうなので、このまま粘ってみることにしました。

最近フリーランスが増えてるけど、実際どうなの?
適応障害になっちゃった人でもフリーランスになれるなら、自分でもできる?

今回は、フリーランス生活に突入した私の感じたことを書いてみようと思います

こんな人に読んでほしい!
  • フリーランスになった人の体験談が知りたい
  • メンタルに自信がないけど、フリーランスでやっていけるものか知りたい
  • フリーランスのメリット・デメリットが知りたい

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フリーランスになって感じたメリット

自由になるとか、通勤時間がなくていいとか、そんなイメージがあるフリーランス。

実際に私が感じたメリットを書いてみます。

心が穏やかになった

もともと適応障害がある私ですから、これは本当にでかい!

適応障害は、環境に適応できなかった人がなるとかいうので、心が弱いからなるんだという意見もありますが、そうではありません。

同じ環境にいても、ストレスに思う人と思わない人がいて、誰しも同じではないんです。
ホラー映画が好きで映画館に見に行く人もいれば、テレビで予告編が流れた瞬間に悲鳴を上げて目を覆う人もいますよね?

アレです(アレなのか?)。
ちなみに、私は後者です。

管理栄養士の職場としては恵まれていましたが、16年在籍しているうちに私にとってはいつしかストレスフルな環境に。

思い切って退職したら、予想以上に気持ちがスッキリ!
心が目に見えて穏やかになりました。

来年からは年賀状も送らなくていいので、それも面倒なタスクが減って万々歳(笑)。
年末もゆっくりできそうです。

恐らく、適応障害がなくても同じだと思います。

  • めんどくさい人間関係に悩まされない
  • 対面だからこそ感じるプレッシャーなどから解放される
  • 毎朝の通勤電車で空いている席を探したり、立ち位置をめぐる微妙な攻防も必要なし
  • 一人ランチしたいのに飽きもせず毎日誘ってくるあの人とサヨナラ
  • 定時で上がろうとするとジロジロ見てくる暇そうな上司とも永遠にサヨナラ

何より、組織に頼らずに自分の力で踏み出したことは大きな自信になるはずです。

肌荒れ、便秘、髪パサパサが劇的に改善

正直、この3つは今まで気にも留めていませんでした。

便秘も「こんなもんだろう」と思っていましたし、肌も髪もそこまで傷んでいないと思っていたわけですが…。

フリーランスになって通勤時間が無くなった分、スキンケアなどに時間をかける余裕が出てきたので、化粧水やクリーム、ヘアオイルなどを取り入れてみたところ。

ビックリするくらいキレイになりました!

それを見て初めて「今まで荒れてたんだな…」と気づいた次第です(笑)。
同時に便秘もすっかり解消。
毎日ほぼ同じ時間にしっかりと、ビックリするくらい出ます(汚いけど、大事です)。

ストレスから解放されたことで体内環境が整ってきたんでしょうね。

常用薬もサッパリ卒業 体調管理が劇的に楽になる

これは持病がある私ならではですね。

退職して1か月もしないうちに、私の心と体はみるみる回復していきました。
朝もスパッと起き、家事もこなし、在宅で仕事もこなし、大好きなゲームでよく遊ぶ。

これだけで体が軽くなり、季節も夏から秋に向かっていたので過ごしやすく、自分でも「ああ、元気になったな」と実感するようになっています。

そんなある夜に気づいたのが、適応障害の治療のために2年近く飲んでいる抗うつ薬です。

これっていつまで飲むんだろう?

今までは疑問に思ったこともありませんでしたが、回復してくるとこういったことにも気づくものなんですね。心に余裕が出てきた、何よりの証拠です。

外来で主治医に相談したところ、あっさり「じゃ、ちょっとやめてみましょうか!」と、非常にライトなお答えが(笑)。

メインで飲んでいた薬なのでドキドキでしたが、今の時点で中止して2週間。
離脱症状もほとんどなく、意外なほどにあっさり卒業できました。

このまま行けそうです。
患者にとって、薬がなくなるというのは非常に大きな一歩です。
これだけでも頑張ってきて良かったと思えますね。

適応障害がない人も、電車に乗って仕事に行くだけでもかなり消耗すると思います。
体調が悪くても簡単に休むこともできず、スッキリするまで余計な時間がかかるのが日常。

フリーランスは自分の裁量次第なので、できるときに仕事をしっかり進めておけば休息も断然取りやすくなります。

サラリーマン時代よりも自分の体をいたわってあげることができ、体調管理のハードルは相当下がった実感がありますね。

ご飯が美味しい、夜も爆睡

症状がひどい頃は食べられない・眠れないの毎日でしたが、今は全くそんなこともなく。
何を食べても美味しいし、夜もよく眠れます。

持病がなくとも、食事・睡眠のバランスがとれていない社会人は意外と多いものです。

忙しい人はお昼ごはんを食べる時間も十分に確保できなかったり、夜ご飯がうんと遅くなってしまったり。
食事一つとってもコントロールしにくい環境にいる人も多いと思います。

それに伴い、睡眠時間や質にも日々バラつきがあり、安定しているとは言い難い人もいるでしょう。
CMで「睡眠の質を上げる!」なんてキャッチフレーズを聞いて気になっちゃう人は、無意識に体がSOSを出しているかもしれませんよ。

フリーランスであれば、その辺りも自分で計画できます。
今まで周りの状況次第で決めていたことも、自分主体で決めることが可能に。

体調管理がもちろん、スケジューリング能力もアップするので、大きなメリットと言えるでしょう。

何の仕事をするにも、体が資本なのはどれも共通。
ある意味、フリーランスが最も体力・気力を使うので、日々のマネジメント能力を上げておくのは大事なことですね。

フリーランスになって感じたデメリット

物事は良いことと悪いことの両方の側面があります。

フリーランスになることも同じ。
正社員としての身分を失うことは、さまざまな課題をもたらすものです。

私も2か月にしていろいろと考えることがありました。

お金の不安はつきまとう

やはり大きな課題は、お金の問題

病院に勤めていた頃は月に数十万、年収にして数百万は自動で入ってきます。
もちろん、いただくだけの仕事はしているわけですが、収入が確保されているということは本当にありがたいです。

この際書いてしまいますが、前職はボーナスの支給率が高かったので、年収は700万程度ありました。
それがフリーランスになるとパーです。これはやはり大きいですね。

私の場合は適応障害で体も心もボロボロになりました。
お金の重要性は分かっていますが、それ以上に失ってはいけないものの存在を身に染みて知っています。

だからこそ退職に踏み切ったわけですが、そうでない人は今の年収を手放すことにかなりの抵抗があるのではないでしょうか?

自由な生き方として注目されがちなフリーランスですが、本当にやっていけるのか、続けていく気概はあるのかを熟考する必要はあります。

稼げるまで根気が必要

すぐに稼げるフリーランスなんて存在しません。

様々な仕事が募集されていますが、「未経験・初心者OK」という仕事の単価は相場に比べて非常に安価なことが多く、収入といえるレベルではありません。

そういった仕事を嫌がらず、丁寧に続けていくことで、仕事の受注件数とクライアントからの高評価を積み重ねていくのが当面の仕事。
お金になるのは先の話だと思った方がいいでしょう。

私も最初は1件数十円とか、文字単価1円以下のお仕事でタスクを重ねていました。
今はWEBライターとして文字単価1円以上はもちろん、最高で3円程度まで上げていただけるように。

1文字あたりの金額が文字単価なので、3000字の記事を書けば単価1円=3000円、単価3円=9000円といった感じです。

それでも、毎月それなりの数の記事を書かなければ前職の給与には及ばないのが現実。
やはり、そんなに甘いものではありません。

腐らずに続けていけるか、愚直に経験を積み続けられるかどうかで、フリーランスとしての価値が決まってくると言えます。

とはいえ、ある程度続けてランクアップしていけば、自分から営業にいかなくてもクライアントの方からスカウトされることも出てきます。
やったらやっただけ効率も上がってくるので、決して未来がないわけではありませんよ。

確定申告やら、経理に戸惑う

お金つながりで気になるのが、確定申告などの税金に関わることや健康保険、年金など。

サラリーマンの時は「年末調整」という形で総務課に印鑑をポンと押して、生命保険の控除証明書と一緒に提出すればOKでしたが、フリーランスは全て自分でやる必要があります。

また、住民税や所得税に加え、健康保険や年金のような社会保険料も給料から天引きで納めてくれていましたが、それも全て自分名義(あるいは世帯主名義)で切り替えて納付していくことも必要です。

退職して最初に手を付けたのが、この辺りの社会保障の部分。
後回しにしても良いことは一つもないので、とにかく早く動き出しました。

また、これからは細かい出費も経費になるか・ならないかできちんと整理しておく必要も。
私は、レシートは財布に溜まったらまとめてポイするようなズボラ人間ですので、これがなかなかの面倒な作業…。

慣れればいいんでしょうが、いまだにごちゃごちゃしているので先は長そうです。

以前は何も考えずに住宅ローンとカードの引き落としだけ気にしていれば良かったのに、今は毎日レシートや領収書とにらめっこ。

お金の管理が苦手な人には苦しいかもしれません。
私はとりあえずレシートの仕分けをルーティーンにすることから始めています。基本が大事。

もっと安定して収入が入るようになったら、会計ソフトなんかも使ってみようと思っています。

最近ではフリーランスの増加に伴って、正社員に比べて弱くなりやすいお金の部分をカバーしたサービスも増えてきているようですね。

いろいろな手段を講じておけば、より安心に、無駄な出費を抑えて成功できるかもしれません。

たまに変なクライアントにぶち当たる

フリーランスとしてまだ駆け出しの私は、フリーランスが仕事を受注できるクラウドサービスを使っています。
まずはここから手を付ける人が圧倒的に多いでしょう。

2大サービスといえば、「クラウドワークス」「ランサーズ」
私も両方登録して、毎日覗いては新しい仕事に提案(仕事の募集に申し込むこと)をしています。

受注する側(私など)を「ワーカー」「ランサー」といい、発注する側を「クライアント」と言います。

大体のクライアントは普通ですが、たまに変なクライアントに当たってしまうこともあり、それに関してはちょっとストレスですね。

連絡しても返事が遅い割に、やっと返事が来たと思ったら「明日までに納品しろ」と言ってくるような人もいましたし、詐欺まがいの話を持ってくる人もいます。
もともと募集をかけていた仕事内容を見て提案したのに、実際の仕事内容は全く違うことを要求されるなどのトラブルも経験しました。

初心者だから狙われたのかもしれません。
顔が見えないからって、なめくさってるんでしょうか…失礼(笑)。

この数か月で受注件数も増え、認定ランサー(ランサーとして一番上のランク)になったので、変なクライアントの見極めも分かってきたし、向こうもひっかけようとしなくなりました。

まぁ、仕事をしていれば変な人の一人や二人いますよね(笑)。
毎日顔を合わせるわけではないので、それはそれで割り切っています。

正社員に復帰できる気がしない

前職に勤務していた頃は、週5日で8時間勤務でした。
厨房業務をやっていた頃はさらに長く、最長で早朝6時~18時半という12時間以上のシフトもあったほど。

若かったのと、そういう業界しか経験がなかったので当たり前にこなしていましたが、現在のフリーランス生活は全く違います。

案件の状況にもよりますが、いわゆる完全な休日は設けていないものの、毎日の稼働時間は3~6時間程度
身支度や通勤時間がないのでプラスアルファの拘束時間も皆無。
今までと明らかに負担が違います。

フリーランスになった当初は「ダメだったら、また近所で正社員の栄養士職を探せばいいや」と思っていましたが、この生活に慣れてしまうと絶対ムリだと思うのです(笑)。

フリーランスは自分で案件を取り続けないといけない厳しさがありますが、逆を言えば気が向かない仕事に応募することもないし、スカウトされても丁重にお断りすればいいんです。

サラリーマンとなると、そうはいきませんよね?
対面で頼まれて断るのは気が引けるし、かといってキャパシティオーバーなのに受けてしまって追いつめられるのは自分です。
自分を守りながら組織の利益も上げていくって、すっごく難しいことだと思います。

また、組織の質も問題になることも。

人を使うだけ使っておきながら、失敗したら知らんぷりみたいな組織もあります。
働く環境というものは事前のリサーチでは測りきれず、入ってみて初めて分かるもの。正直ギャンブル性が高いと言わざるを得ません。

一度組織の軋轢でメンタルを崩した私としては、そんな危ない賭けに再び人生を捧げる気はありません。
そんなこんなで、正社員への復帰は現段階ではありえないと思っています。

ただ、意地を張っている間に収入が上がらずに生活に困窮する可能性もゼロではないわけなので、正社員に戻ることへの躊躇が生まれることはデメリットと言えるかもしれませんね。

明らかに太った

これ、ヤバいです(笑)。
本当に動かなくなります。マジでヤバいです。

活動量はかなり落ちるので、代謝も落ちますし、筋力低下もあると思います。

通勤時間だけでも歩く・階段を上る・電車で踏ん張るなどの動きがありますが、フリーランスはそれが皆無。
コワーキングスペースなどを日常的に使う人は移動時間がありますが、それでもたかが知れています。

私の場合は、フリーランス活動を始めた頃は、まだコロナウイルスに対する緊急事態宣言の最中。
外出は極力控えてきたので、自粛+通勤なしのコンボで非常にまずかったです。

宣言が明けた後は徒歩圏内のファミレスに出向いて仕事をしたり、移動時は階段を使ったりとコツコツ積み重ねるようにしていますが…。
ついてしまった脂肪を落とすにはまだまだかかりそうです。

毎日のルーティーンに筋トレを少しずつ取り入れているので、気長に落とすしかないようですね。

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まとめ

魅力的な働き方として注目され、その人口が増え続けているフリーランス。

実際に私も活動を開始してみて、今のところは良いこと尽くしです。
フリーランスになって良かったと思っています。

今後のことを考えるとデメリットも気になりますが、今の自分にはとてもマッチした働き方だと思いますね。

いきなりフリーランスに踏み切るのは不安という人は、会社の就業規則をよく確認した上で「副業」をしてみるのもいいかもしれません。

トラブルにならないように入念なリサーチをしてから検討してくださいね!




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