水害の危機!その時我が家でやったこと

水害の危機!その時我が家でやったこと

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れもん
れもん
こんにちは!れもんです。

この記事を書いているのが2021年3月。

あの東日本大震災から10年経っています。

 

当時は夫と婚約中。
3月22日に婚姻届を提出しようとしていた矢先でした。

予定通りに入籍したものの、
毎年入籍記念日と一緒に震災のことも思い出す私達です。

 

都内に住んでいたので東北ほどの甚大な被害はなかったものの、
災害の恐ろしさをまざまざと見せつけられた機会でした。

防災グッズを真剣に考えて用意したのもこのときから。

 

それが役に立ったのが2018年(平成30年)の西日本豪雨でした。

この記事ではその時の様子と、実際に役に立った防災グッズ・準備をご紹介します。

いつどこで起こるか分からない災害から自分と家族を守るため、安全なうちに準備しておきましょう!

2018年(平成30年)西日本豪雨にて

頑丈なマンションに転居した後だったけど・・

このときは都心から郊外にマンションを購入して引っ越した後でした。

入居当時で築10年、鉄筋コンクリート製で耐震構造も新基準をクリアしており、
定期的な検査もすべて合格している証明書も購入時ももらいました。

大きな買い物なので、
その辺りはよく説明してもらったのを覚えています。

 

それでも、西日本豪雨の映像を見ていると不安に。

東日本大震災で水の強さを目の当たりにしていたので、
災害の中でも水害に対する恐怖が大きくなっていたのもありますが・・。

 

一番不安に感じた要素は「我が家が1階だった」ことです。

 

今までの家はすべて2階以上でしたが、
子どもたちと荷物を持った上で階段の上り下りが大変だったので1階を選びました。

高層階に住むとゴミ捨てやら宅配ロッカーやらの利便性も悪くなるのもありましたし。

れもん
れもん
タワマンの弊害として知られていますよね。

ただ、水害については1階に住んでいるとハンデが大きい!

 

過去に水害に遭ったことがない地域だったので気にしていませんでしたが、
引っ越して間もなく水害の危機にさらされるとは・・。

れもん
れもん
運がなさすぎる。

適応障害で休職中で家にいた

ちょうどその年、
私は仕事でもストレスから適応障害を発症して休職していました。

 

幸い、西日本豪雨の時期には日常生活に支障がない程度に回復していたので、
災害に備えて準備する時間がありました。

逆に、普段見ないワイドショーやニュースで災害に備えた情報が溢れかえっていて、
余計に不安な思いをしたのもありますが(笑)。

どっちもどっちですね・・
なな
なな

仕事をしていれば雨風に関係なく片道1時間ちょいの通勤をしていたでしょうし、
備蓄以外はなんの備えもなく災害に直面する羽目になっていたので結果オーライでしたね。

私が家にいる分、子どもたちも保育園をお休みできたし、
夫も会社の英断で豪雨の期間は出勤しないで済みました。

 

不安な天候の中、家族が一緒にいられたのは不幸中の幸いです。

近くの河川に氾濫情報

ピークが関東圏に移動し、
徐々に雨脚&風が強くなってきて、だんだんヤバい気がしてきたところ。

自宅マンションから歩いて5分ほどの河川に氾濫危険情報が発令されました。

 

うっそー!マジでー??

 

しかも、それが出たのがみんなで一部屋に集まって寝ようとしていた22時ごろ。
外は暗い上に大嵐。小さい子を2人連れて避難なんて到底ムリ。

仕方がないので、不安なまま自宅にとどまることに。

 

こんな状況で夫&子どもたちは即爆睡(笑)。

れもん
れもん
うらやましいわ!

私は適応障害の症状で不眠があって睡眠導入剤を処方されていました。が。

この状況で私まで爆睡して何かあったら、
確実に全員アウト!

 

そんなわけで、睡眠導入剤は飲まずに布団に入りました。

おかげでほとんど眠れず、
一人で不安な中で家族に寝顔と外の様子を悶々と見つめる夜を明かしました(笑)。

お疲れさまでした・・
なな
なな

結局、家族を叩き起こすような事態は起きず、
実害がないまま西日本豪雨は去っていきました。

 

そう、「実害」はなかったのですが、
ちょいちょい困ったことはあったんです。

その辺りを次から書いてみます。

水害・風害に向けて準備したこと

水害の危機!その時我が家でやったこと

家族の身の安全も大事ですが、
よそに迷惑をかけないように準備することも重要。

 

準備や危機管理を怠ったことで他人に損害を与えれば弁償などのリスクもありますからね。

れもん
れもん
できることはすべてやるようにしましょう。

「水のう」を準備

「水のう」って知っていますか?

それって何ですか?
なな
なな

水害が予想される際に、
水があふれそうな場所に「土のう」を積みますよね?

私の実家も国道沿いで土地が低く、
大雨が降ると危ないのでよく役所に電話して土のうを積みに来てもらってました。

 

その「土のう」の水バージョンが「水のう」です。

 

45リットルのゴミ袋に水を入れてしっかり口を縛れば「水のう」の出来上がり!

土のうは自分で作るわけにはいきませんが、水のうは自宅で作れます。
処理する際にも、お風呂場に持っていって袋にカッターを入れて水を流せば簡単に済みます。

 

この水のうを使って、
自宅周辺の要所の準備に使いました。

 

トイレやお風呂、台所のシンクなどから下水が逆流してくることがあると聞いて、
この水のうを排水溝やトイレの便座の中に入れておきました。

 

実際大雨が降ってきた後にトイレやお風呂から「ゴボゴボ!」っと音がして危ない気配がしてきたので、
水のうをやっといて良かったです。

下水が逆流なんて恐ろしい限り・・。

 

1階だからそんなことが起きたのかもしれませんが、
戸建てのおうちならば同じような心配もあるんではないでしょうか。

エアコン室外機の固定

もともと室外機自体はしっかりした土台がついていますが、
何が起こるか分からないのが災害。

 

どこかに飛ばされていかないにしろ、ズレてお隣との境目にある壁にでもぶつかって壊したり、
エアコンが使えなくなっても困りますしね。

 

ベランダにはあらかじめ室外機固定用のリングがついていました。
そこに紐を通して室外機を固定した後、水のうを入れたダンボール箱を室外機に乗せて一緒に固定。

ここでも水のうが大活躍でした!

当然、室外機以外のものは室内に取り込んでおきましょう。

被害がないうちに災害用品・食料の確保

「西日本豪雨」とは、
去ってからの被害が大きかったために後からつけられた名称だったと思います。

 

強い勢力の雨雲が日本にかかることは数日前から報道されていて、
テレビでは毎日のように災害対策についての特集が組まれていたので、
災害用品や食料については事前に少しずつ買い置きしておくようにしました。

 

ライフラインがすべて止まったことを念頭に、
準備するもののリストを作ります。

  • ガスが止まる→カセットコンロ・ボンベ
  • 電気が止まる→懐中電灯・電池、ろうそく、スマホ充電器(乾電池型)
  • 水道が止まる→ペットボトルの水、お風呂の残り湯

その他、普段から用意している災害用品をリビングに出しておきました。

危機が去るまではみんなでリビングにいる予定だったので、
必要になるかもしれないものはすべて手の届く範囲に集めておくと安心感があります。

 

食料については、
加熱しなくてもいい商品や調理・片づけに水を使わなくていい商品を選ぶようにしました。

そのまま食べられる缶詰やレトルト食品、パンなどですね。

 

また、関東圏に雨雲が差し掛かってきたタイミングでご飯を炊いて、
おにぎりをたくさん作っておきました。

 

電気が止まってしまった場合に備えてのことです。

カセットコンロでもご飯は炊こうと思えばできますが、
長時間使うことになるのでもったいないと思ったので断念。

 

おにぎりの半分はそのまま、
もう半分は完全に冷やしてから保冷剤と一緒に保冷バッグに入れて保存。

とりあえず主食はばっちり確保です。

 

食料については、少なくとも3日分はもつように準備します。

家族構成によっては相当な量になると思いますが、
万が一に備えて多すぎるくらい用意しておいた方がいいでしょう。

床下収納からものを出す

うちのマンションは階層によってオプションがついています。
高層階だとルーフバルコニーがついていたりするんですね。

 

我が家は1階なので、1階のみのオプションでキッチンに「床下収納」がついています。

結構な容量があり、冬場しか使わない鍋や日用品のストック、
水や調味料の予備などがガッツリ入ります。

 

床下収納ってたくさんのものがしまえるのでキッチンの見栄えもスッキリしていいんですが、
見えないからこそ中に何が入っているか見落とすことも。

ラップがないと思って買ってきた後、
床下収納を見たら何本もあったなんてことがよくあります(笑)。

 

普段はあまり気にかけていない場所でもあるので、
有事の際には忘れずに中を確認して高い場所に取り出しておくことが大事。

 

特に水害では真っ先に水没しますからね。

家にあって良かったもの

水害の危機!その時我が家でやったこと

「これがあって良かったね~!」と家族で喜んだものがありましたので書いておきます。

災害用トイレ

実際にライフラインが止まることはありませんでしたが、
前述のように下水が逆流しそうになった我が家ではトイレが使えなくなりました。

 

用を足した後に流して逆流したら・・。

れもん
れもん
もう恐ろしくて使えません。

水のうで蓋をしてしまったのもあるし。

 

そんなときに大活躍だったのが「災害用トイレ」
我が家で実際に使ったのはこちら。

携帯トイレ 簡易トイレ 非常用トイレ 防災グッズ ささっとトイレ 50回分 脱臭 活性炭

黒い袋と凝固剤がセットになっている商品です。
用を足した後に凝固剤をまんべんなく振りかけると、袋の中であっという間に固めてくれます。

 

予想以上にニオイもなくなってビックリしました。
これは本当に良かったです。

お試しで50回分を買ってありましたが、その後100回分を追加購入しました。

 

トイレは究極の生理現象。
災害時だろうがなんだろうが我慢はできません。

しっかり備えておきたい分野ですね。

 

これは本当におすすめです!
というか、ないと絶対困りますし、困るときは突然来ます。

お風呂の残り湯

今までお風呂に入った後すぐにお風呂のお湯は抜いてしまっていましたが、
母から「災害時には役に立つから溜めといた方がいいよ」と言われていました。

なので、いつも「新しいお湯を入れる時に残り湯を抜く→掃除する→溜める」を繰り返していました。

 

今回残り湯が活躍したのは、前述の水のうを作る時です。

 

室外機以外の場所の水のうは、
全て残り湯を袋に入れて水のうにしました。

新しい水だともったいないのもあるし、
できるだけ水に関連するところは触りたくなかったので良かったです。

 

飲用や使用後の食器を洗うなど、口につけるものはペットボトルのミネラルウォーターに。
それ以外のものは残り湯で活用すれば災害時も安心して水を使えますね。

 

幸い、水のう以外で残り湯を使うまではいきませんでした。

体を拭くシート

残り湯を抜けない以上、お風呂も入れません。そこで、備蓄していたこちらを使いました。

おふろですよ本体+詰替

ネーミングが直球な商品(笑)。
ノンアルコールの大判シートです。

1枚で結構拭けたのでスッキリしました。

 

意外なオススメポイントは、
バケツ型であること

 

持ち運びがとても楽。
通常のウェットシートタイプでもいいんですが、数日分となると複数個になってゴチャゴチャしがち。

一方、この商品のようにバケツ型だと一気に持ってこれます。
万が一避難する際にも荷物の省スペース化に役立ちそうです。

 

詰め替え用も一緒についているので、
家族4人でもそれなりの日数は気兼ねなく使えます。

 

子どもたちの衛生状態も気になるので、
こういった商品は多めに用意したいところですね。

ロングライフパン

昔の防災用品の定番といえば「乾パン」。

キューブ型の硬いパン(ビスケット?)と氷砂糖が入ったアレですね。

「必要最低限・食えればいい!」といった雰囲気でしたが、
最近は備蓄も「美味しく、長期保存で」が当たり前になりつつあります。

 

我が家で備蓄しているのは「乾パン」ならぬ「缶パン」です。

東急ハンズなんかでお試しで買って食べてみて、
割と美味しかったのでまとめて備蓄するようにしました。

フレーバーにもよりますが、3~5年はもつので安心です。

 

あとはコープの宅配で毎週扱っている「ロングライフパン」ですね。

 

こちらは1ヶ月程度の日持ちなので、
ローリングストックとしての活用となります。

【コープの宅配】ワーママ管理栄養士がリアルにリピ買いしている商品

実際これに手をつけることはありませんでしたが、
食べるものが十分に確保されているだけでもこころの安定が違います。

 

実際豪雨のピークが直撃すれば避難生活になったかもしれませんし、
他所様に迷惑をかけないためにも我が家の分くらいはしっかり備蓄しておかないといけませんね。

 

何をどのくらい用意すればいいか分からなければ、
ネットで家族人数とか日数を入れて検索すればセット販売している備蓄用品もありました。

こんなのとか。

我が家の備蓄はまだ来年までもつので、
それが切れたらまとめてこういうのを買おうと思っています。

 

単品で買おうとするとバラバラに頼まなきゃいけないので面倒だし、
絶対抜けもあるし。

セット販売ならその辺りの心配もなく、
個々の送料なんかを考えると割安になりそうですね。

ポイントもつくし(笑)。

 

また、1年半ほどの賞味期限が設定されている防災食もあります。
長すぎず、短すぎずの期限ですね。

まとめ

東日本大震災でも西日本豪雨でも、
我が家は無事に何事もなく乗り切れました。

本当にありがたい限りです。

 

でも、関東圏もいずれは大きな地震が来ると言われ続けています。

ニュースで見る避難所生活も、明日は我が身。
いつ自分と家族に降り掛かってくるか分からないのが現実です。

 

備蓄などの防災対策は、
何もないうちに準備しておかなければ意味がありません。

豪雨で少なからず防災用品が役立ったことで、
普段の備えの重要性を痛感しました。

 

愛する家族を守るため、
震災から10年の節目の時期にしっかりと見直してみては?

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