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自粛もさすがに限界があるけど、だからといって出かける度胸もない私にとっては「おうち時間」の充実がマスト!
何か目新しいものはないかと考えていたのが去る4月24日。
そこで見つけたのが【ネパール料理】でした。
4月24日は「ネパール民主化記念日」
「今日は何の日?」の企画をやっていた頃、4月24日に起きたことを調べていたら分かりました。
ネパール料理はインド料理と似たようなイメージですが、何が違うのか?家庭でネパール料理ができたら、なかなか通な感じでいいんじゃないか?・・などなど。
いろいろ考えていたらレシピが出てきて、何か作れそうと思ったので挑戦してみることに。
ちなみに、日本の中での記念日は「削り節の日」と「ブルボン・プチの日」だそうです。
インドとネパールの料理。何が違う?
見出しにしてみたものの、これってものすごく難しい内容みたいです・・。
インドにボランティアで行っていた友人がいて、その子が言うには3食違う食材が出てきたけど、毎食味付けはカレーだったとのこと。場所にもよるのかもしれませんが、とにかくカレー三昧だったようです。
いろいろありますが、ここでは「カレー」で比較してみようかと。
一般に「インドカレー(カリー)」というと、大きなナンにとろみのあるカレーがついてくるイメージですよね。ルウは具材がゴロゴロというよりも、しっかり溶け込んでペーストに近いものが多いように感じます。
対する「ネパールカレー」は「ダル・バート」というスタイルが一般的。
「ダル」は豆のスープ、バートは「米」という意味です。
このように、ネパールカレーといえば豆スープにご飯がついたものなんですね。スープなので、インドカレーよりもさらっとした口当たりのようです。
「ダル」そのものは辛くなく、一緒についてくる「アチャール」という漬物のようなものの方が辛いそうです。
また、ネパールの食文化は近隣諸国の文化に影響されている部分が多いとされています。
具体的に言うと、インド・チベット・中国の料理文化が混在しているとも。
カレーはまさにインド料理ですし、焼きそばなど中国料理のようなものもありますし、ネパール料理として知られる「モモ(蒸し餃子)」はもともとチベット料理だそうです。
他国の食文化を柔軟に取り入れ、自国の文化と融合させて作り上げたのがネパール料理なんですね。
比較的マイルドな辛さの料理が多く、日本人にも食べやすいのではないでしょうか。
料理はどんなものを使う?
ネパール料理の特徴として、香辛料・ニンニク・玉ねぎ・トマトをよく使うことが挙げられます。その他には・・。
じゃがいも
ネパール料理でよく出てくる「じゃがいも」を使った料理。
野菜の煮込みを「タルカリ」と呼ぶそうで、季節の野菜とじゃがいもをトマトや香辛料で煮込む料理が家庭料理として多いようです。
カリフラワーやその他の野菜類も豊富で、玉ねぎ・香辛料・トマトを煮詰めた「マサラ」が味のベースになります。
香辛料
クミン、ターメリック、コリアンダー(パクチー)など、カレーに使うスパイスが多く使われます。
が、意外に味そのものは激辛ではないといいます。スパイシーさはあるものの、野菜の甘みやトマトの酸味と相まって総じて食べやすいものが多いよう。
実際に「タルカリ」を家で作ってみたので後ほど紹介しますが、香りほどに辛くなくて美味しかった!
ギー
ネパールではヒンズー教が広く根付いているため、牛は神聖な動物なので牛乳を含めて食べません。
乳製品として使われるのがヤギなどの乳を使った「ギー」です。
乳を沸騰させて作ったバターから、糖分・水分・タンパク質を取り除いて作るもので、純粋な乳脂肪分のみを取り出したものです。
「ギー」は普段使いの食材ではなく、カレーやタルカリに使うのは植物油など他のオイル。香り付けやお祭りの日のお菓子などに使うことがメインのようです。
また、聖なる動物とされる牛の乳で作ったギーは特に神聖なものとされ、ネパールの伝統的な儀式の際に使用されるとのこと。
家庭でできた!ネパール料理風おかず
今回は2品。
今回のレシピは、私の趣味である「マンダラ塗り絵」をいつも購入しているアジアン雑貨のショップ「ティラキタ」さんのHPを参考にして作りました!
アンダコサグン
ネパール語で「アンダ=卵」「サグン=縁起の良い」という意味の卵料理です。
遠い所から無事に帰ってきた時や試験に受かった時などお祝い事の時に作られる料理だそうで、作った後はまず神様にお供えし、その後家族みんなでいただくそうです。
作り方はいたってシンプル。
ゆで卵を作っておき、あとは塩とターメリックを入れた油に入れ、焦げ目がつくまでコロコロ弱火で炒めていくだけ。
弱火で炒めるので結構時間がかかります。でも、家族の嬉しい知らせに思いを馳せながら作っていたら、それはとても幸せな時間なんだろうな~と思います。
タルカリ(野菜の煮込み)
ネパール料理の代表的な家庭料理「タルカリ」。
食材も日本で手に入りやすいもので作りました。
材料
- 大根 100g
- じゃがいも 100g
- 玉ねぎ 100g
- カリフラワー 200g
- サラダ油 大さじ2
- にんにく・生姜 1かけ分
- トマト缶(トマトジュース) 100cc
- クミンシード 小さじ1
- 赤唐辛子 1本分
- ターメリックパウダー 小さじ1/3
- クミンパウダー 小さじ1/2
- コリアンダーパウダー 小さじ1.5
- 玉ねぎ・にんにく・生姜はみじん切りにする。その他の野菜は小さめのサイコロ状に切る。カリフラワーは気持ち大きめに。
- 鍋か深めのフライパンに油を入れ、クミンシード・赤唐辛子を入れて中火で炒める。香りが立ってきたら、玉ねぎ、にんにく・生姜を入れてさらに炒める。
- 玉ねぎがあめ色になってとろけてきたら、他のパウダースパイス・トマト缶(トマトジュース)を入れて弱火~中火で煮詰める(マサラ)。
- カットした野菜と水1/4カップ(分量外)を入れて蓋をして、野菜を蒸し焼きにしていく。たまにかき混ぜる。
- 野菜に火が通ったら、塩で味を整える。彩りにパセリかパクチーを乗せるとキレイ。
今回揃えた材料がこちら。
調味料類。
クミンは「シード」と「パウダー」と両方使うレシピなんですが、正直使い切れないのでパウダーで統一。
最初の油に入れたのもパウダーで、マサラを作るときに追いパウダーしました(笑)。
トマトジュースはなく、トマト缶もきらしていたので、カゴメの「基本のトマトソース」で代用。
材料はこんな感じ。たまたま新じゃががあったので皮ごと使いました。
油にクミンパウダーと唐辛子を入れたところ。もうこの時点で我が家のキッチンはエスニックな香りです。
「マサラ」ができたところ。とろっとして、野菜の甘みがしっかり出てきた証拠。
ここに野菜を投入して蒸します。
この時に分量外の水を足したのは焦げ防止のため。野菜に火を通していれば簡単に水分は飛びますので、心配な方は多めに入れて加熱し、あとからしっかり水分を飛ばせばOKです。
食べてみた感想は・・
思ったよりも辛くなく、最後に程よくピリッとする程度。それよりもマサラで引き出した野菜のうま味が後引く美味しさ。滋味あふれる味わいで本当に美味しかったです。
正直エスニックって苦手なイメージでしたが、これは美味しかったですね。
ちなみに、コリアンダー(パクチー)が苦手な人は入れなくても美味しく食べられますので大丈夫ですよ。
まとめ
なかなか海外旅行にも外食にも行けない時期ですが、家庭でも割と簡単に作れたネパール料理。
お子さんがいると食べにくいかもしれませんが、おうち時間をちょっと珍しい体験ができる時間にしてみるのもいいかも?